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熊谷市・深谷市・行田市 鍼灸×整体で慢性首肩こりを早く治す

2015年01月13日

首肩こりは何気ない日常を沈鬱なものに変えてしまい、辛いものです。

苦労して改善した方は口を揃えて「気分が軽くなった」といいます。そして前向きになれたという方も多いです。いかに気分と関連しているか考えさせられます。

実際に「うつ」を患っている方の肩はいつも「バリバリ」に凝っています。心と連動していることはよく知られています。

「肩の荷が重い」「肩がこるような考え方」「首が回らない」など、苦悩と首・肩が連動していることを示す日本語もお馴染みです。

私達鍼灸師は心から直接アプローチするのではなく、身体を変化させることで心を楽にすることを得意とします。「心身一如」という言葉がありますが、東洋医学では昔から身体と心を不可分のものとして捉えてきました。

首肩こりの改善により頭にいく栄養もスムーズに運ばれます。考え方もスッキリするようです。

さて、首肩こりでお困りの方はすでに様々な対策を試されていると思いますが、なかなか改善されない方も多いようです。首肩こりの原因も様々なので、自分にあった対策をとらないと効果があがらないのです。

東洋医学のはり・きゅう治療は、身体全体を丁寧に診てバランスを整え首肩をスッキリさせていきますので、首肩こりでお悩みの方は一度試してみるとよいかと思います。多くの方が首肩こりの悩みから卒業されています。

自分の肩こりのパターンを理解している方はなかなかいません。

参考までに、東洋医学・鍼灸の専門誌「医道の日本 平成20年11月号」に鍼灸師田島好明氏の肩こりパターン分類が簡明にまとめてありますので以下に引用します(鍼灸臨床家向けの記述は省略)。首こりもこれに準ずるので参考になると思います。

(以下 抜粋)

西洋医学的分類

肩こりとは、肩背部から頚部筋群(僧帽筋、肩甲挙筋、菱形筋、板状筋、脊柱起立筋など)の周辺の筋肉の血流障害、持続的緊張などにより筋肉に乳酸等の疲労物質がたまり、筋肉が硬くなり痛みなどを感じる状態の総称である。西洋医学的には、頚肩腕症候群、胸郭出口症候群、変形性頚椎症、頚椎ヘルニア、頚部脊柱管狭窄症等に分類される。その原因は過労、ストレス、姿勢、眼精疲労、消化器疾患、循環器疾患、耳鼻科疾患や老化など多岐にわたると考えられる。場合によってはレントゲン撮影、CT、MRI、血液検査等が行われ、診断を下される。

東洋医学的分類

Ⅰ型 疲労性肩こり

特に肩がこるような原因もなく、他の疾患もないのに常に肩がこっている。同じ姿勢を長時間、保ったまま何らかの作業を続けた結果、肩背部筋群の血流が悪くなり、疲労を起こし筋肉が硬くなり肩がこる。日常生活や通常の仕事とは違った肩背部の筋肉の使い方をした後に、筋肉とその周辺の組織に一過性の疲労として肩がこるなど、他の疾患に由来するとは考えにくい肩こりのこと。

Ⅱ型 症候性肩こり

肩背部の筋肉や周辺の組織以外の疾患の影響で、その疾患の反射として現れる肩こりである。例えば消化器疾患、心疾患、高血圧症、眼科疾患、耳鼻科疾患、歯も含めた口腔内の疾患、呼吸器疾患、脊柱の異常等さまざまな疾患が考えられる。Ⅱ型の場合はその疾患によって、こり方や部位に特徴が現れやすい。

Ⅲ型 神経性肩こり

仕事によるストレス、不安、不眠やイライラ、生活上の不満、心配事、神経系疾患等の心因性の原因による肩こり。

Ⅳ型 複合型肩こり

Ⅰ型、Ⅱ型、Ⅲ型が複合した肩こり。

(以上)


首肩こりの治療と言うと、首肩にばかり焦点を当ててしまいがちですが、原因が他にある場合が多く、それが首肩こりの治りにくさと関係しています。

はり・きゅうによる首肩こりの治療が優れているのは、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ型すべてに対応できるところです。筋肉の深くまで血行が改善される点で鍼灸は優れています。

また筋肉をどれだけ揉んでも、自律神経のバランスの乱れによる首肩こりには根本的な治療にならないので、バランスを整える鍼灸が効果的になります。

例えばⅢ型の「ストレス、不安、不眠やイライラ」これは鍼灸で治療することはよくあります。身体のバランスを整えることで精神的に落ち着いてくるのです。

慢性の首肩こりは、対策をとってもなかなか治らない状況をよくよく踏まえ、多角的なアプローチをしなければなりません。

①首・肩の筋肉を柔らかくする
②姿勢を改善する
③内臓・神経のバランスを整える

これらをいっぺんにできるのが、鍼灸×整体治療による首肩こり治療のメリットです(

はり・きゅう×整体の美点は、身体のバランスを整えることで、「全体的に調子が良くなっていく」ことです。「疲れにくくなった」「仕事がはかどる」「前向きになった」との声をよくいただきます。

当院では全身のバランスを診る中医学理論を重視しています。「経絡(Meridian)」を調整し基づき身体のバランスを治していきます。現代医学的に難しい症状でも、変化が可能な場合なことも多い中医学は世界中で注目されています。

参考まで:経絡図 pdf
http://www.i-bio.jp/pdf/keirakuzu.pdf

身体の見方について中医学の肩こり分類を以下に記載します。専門家向けですが、一般の方にも示唆に富むと思いお伝えする次第です。

東洋学術出版社 鍼灸学[臨床篇]P509~から引用します。 
(以下 抜粋)

【1】風寒による肩こり(風寒侵襲)

風寒が外から太陽経および陽明経に侵襲したり、汗をかいて風を受けることにより、営衛の運行が悪くなり、頸項部の経脈が拘急すると肩こりがおこる。ひどい場合には肩背部にまでおよぶ。

【2】肝陽による肩こり(肝陽亢進)

陰虚のために陽を制御できないと、肝陽は上犯し、頭頸部に突き上げつまることにより頸部が硬くなり肩こりがおこる。

【3】肝血不足による肩こり(肝血不足)

長くものを視ることにより目が疲れたり、病後や産後の血虚(血の消耗)により経脈を濡養できなくなり、これにより経脈が拘急し、気血がスムーズに流れなくなると肩こりがおこる。

【4】寒飲による肩こり(寒飲内停)

もともと胸膈部に寒飲が停滞しており、胸陽不宣になると、背部が重く拘急がおこり、頸項部におよぶと肩こりがおこる。

【5】気滞血瘀による肩こり(気滞血瘀)

情志がのびやかでなく、憂鬱で喜びに欠けると肝の疏泄が悪くなる。このために気機が悪くなり、ひどい場合には血行障害がおこる。また外傷や姿勢が正しくないために経脈を損傷し、気滞血瘀となり肩こりがおこるものもある。

(以上)

上記1~5の分類はあくまで大雑把なものであり、これに限りません。以下に1~5の簡単に解説をします。東洋医学的なものの見方の参考になれば幸いです。

【1】冷えにより経絡が詰まっている状態。
【2】体内の陰陽バランスが崩れている状態。
【3】血液が筋肉を栄養できていない状態。
【4】水をさばけなくなっている状態。
【5】気が詰まって血も動かなくなっている状態。

ここらへんは専門的な話も絡んできますので、詳しくは治療する際に私に直接訊いてみてください。

身体を多角的に分析して、経絡を調整することで、身体のバランスを整えていくのが中医学の鍼灸治療になります。

ご自身の身体を東洋医学の視点で見直してみることで「自分の身体とのつきあいかた」が変わってくるはずです。これこそ鍼灸治療を受けていく方にとって最大の美点かもしれません。「自分の身体とは一生つきあっていかなければならない」のですから。

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