スタッフブログ - 熊谷市「和鍼灸治療院」

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埼玉県　「精神面と連動した痙性斜頸」に鍼灸×整体が即効

2017年04月20日 [記事URL]

本日来られた斜頸の患者様。3/28に初診、4/20現在5診目が終わったところです。

首が右に曲がってしまい7年症状の変わらない痙性斜頸が、鍼灸治療と整体で一か月もかからずに速やかな回復をしています。

左に向けるようになったので、今まで電車とバスで一時間半ほどかけて通院されていましたが、今回初めて車に乗って４５分かけて来られました。

ボトックス注射や気功やマッサージをされても一向に変化がなく、精神的にも苦しんでいたとのこと。

似たような斜頸の方の参考となれば...と今回お伝えしようと思った次第です。

1診目（3/28）。来られた際の状況。

7年前に精神的に辛いことがあり、そこから７年間斜頸のまま症状が変わらない。

精神的に落ち込むと（自己嫌悪）症状が悪化する。カウンセリングをしても症状は変わらないまま。ボトックス注射を定期的に行っていたが、全く効果がない。

意識するとなんとかまっすぐに向ける。横になる（寝る）と症状がおさまる。

当院では心理的な要因でも身体から診ていくようにしています。心理的なものがトリガーとなるのであるならば、どこが固くなるのかを丁寧に診ていきます。

今回、腕と胸に大きな反応がありました。そのポイントを刺激すると即座に首がラクになりました。しかし、すぐ戻ります。

とりわけ、嫌なことを思い出すとてきめんに症状が悪化。またここでどこが固くなるのか確認。いずれにせよどこが固くなるか法則性を見つけることで、症状が悪化した時にも、どこが固くなり首が回らなくなるのか納得してもらうことをしました。

「得体の知れないものではない」と解かってもらうことも、治癒への第一歩。

心の問題を解決することも身体に影響する、と納得していただき、さらに「当院はいずれにせよ、身体から全体を見直すことを東洋医学的視点から専門的にやります」と伝えました。

案外身体を整えることで心も変わることが多いということは、もっと多くの方に知っていただきたい事実です。

この日は効果のあるポイントを確認した後に、円皮鍼を張って終了。

何をしても変化が無かった症状が、いきなり変化したことで今後に希望を持ってもらえたようでした。

自然治癒力の話をして、治る力が自分自身にあるということも理解していただきました。

２診目（4/2）。前回やった日は首がまっすぐで２～３日症状が軽かった。今日も首が傾くが手を押さえなくても正面を向くことができた、とのこと。

前回の治療と同様の治療。

３診目（4/8）。前回以降、基本的に力むと曲がることがわかったとのこと。力まないことを心掛けたら首がまっすぐに向けている。

以前は力まないようにしてても引っ掛かりがあったが、今は引っ掛からずに左が向ける。

以前効果的だったポイントに灸頭鍼。鍼の上にお灸を乗せ、熱を奥に入れて筋肉の緊張を緩ませてみました。

また足首や膝下の調整も整体を行い、結果「過去最高に緩んでいる」とのこと。

４診目（4/14）。前回治療後また戻ってきてしまったが、「完全に左を向くことができるようになった」「意識的に前（正面）を向くことができるようになった」とのこと。

胸のあたりに効果的なポイントを発見。患者様はひとりひとり身体が違うので、丁寧に見ていくことでパターン化した治療の限界を超えることがあります。

４回の治療で首に変化を与えるポイントを何個も見つけることができました。これを患者様の日常のセルフケアに活かしていただきます。

セルフケア、自己対処が効果的にできるようになると、治療がもう一段階進むことができます。

本日５診目（4/20）。前回のあとから鏡をみても明らかに今までと違うとのこと。

首が左を向けるようになり、正面もラクに向けるので、今回はじめて車で通院。

身体の緊張が抜けないことを自覚。心よりも身体が先に緊張している感じとのこと。

以前はしょっちゅう自己嫌悪に陥っていたが、最近は少なくなったとのこと。

以前に自然治癒力・自己治癒力の話をしたことがあったのですが、今は患者様も前向きになって、

「今は『自分は治る』と決めつけている」とのことでした。

私はこれを聞いて非常にうれしく思いました。

私の患者様で難しい病気を乗り越えてきた方の大きな特徴が、「治る」という自己信頼や、「治りたい」という強い思いがあることでした。

治ると思ったほうが、自己治癒力が発揮されやすいようです。

これは逆を考えてみるとよくわかります。ネガティブな感情に包まれているとそれだけで病気になってしまうことは多々あります。

今回も辛いケースを機に発症し、自己嫌悪の感情で悪化するという症状でした。

これを正面から捉えなおし、効果的な治療とセルフケアによって改善しているのだと思います。

今回の回復に、患者様は「（治療開始してから）まだ１か月も経っていないんですね。笑っちゃいますね」と言っていました。

７年かかった斜頸が短期間で回復したことの嬉しさが伝わってきました。

この５回の治療で、ボトックス注射をしたところは全く触っていません。全然違うポイントで大きく変化しています。

現代医学でも難しい症状でも考え方を変えることで打開策が見えてくることがあります。

今回のようにボトックス注射が効かないケースでも、一度鍼灸を試してみる価値はあると思います。

「〇大病院は斜頸の権威だそうですが、今までのは一体何なのでしょうね...」と患者様が言っていました。

患者様それぞれに効果的な治療ポイントは異なる、ということだと思います。

ひとりひとりの身体を丁寧に観察し、現代医学の盲点を突く効果を出すこと...ここに東洋医学・鍼灸・整体の変わらぬ存在意義があると考えています。

精神面と連動した痙性斜頸でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。

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熊谷市・深谷市・行田市　スポーツ障害に整体×鍼灸は非常に効果的＆即効

2017年04月02日 [記事URL]

スポーツ障害、とりわけ痛みは、整体と鍼灸を使うと非常に手っ取り早く改善できることが多いです。

今回、ぜひ「スポーツ由来の痛みのある方」に整体×鍼灸の有効性を知っていただきたいと思い記事を書きました。

先日4/1記事もスポーツ由来の腰痛の改善例について述べましたが、今日もまたスポーツ関係についてお伝えするのはきっかけがあります。

今日娘の部活（バレーボール）の練習試合があり眺めていました。娘の同級生が腰を急に痛めてしまったのですが、娘に呼ばれて診たところ肩と足首を手技で調整し3分くらいで全て痛みがとれました。

痛みが取れた子どもも一緒に見ていたお母さんも、腰を触らずに治したことにびっくりし、また5分位で戻り完全復活してきたのでチームメイトもびっくりしていたそうです。

（ちょっとだけなら、と思ってやったら意外と驚かれて図らずもデモンストレーションになってしまった）

案外、急性痛で「痛みの部位と違うところに問題がある場合があり、経絡を整えれば治る」というのはまだまだ常識ではないのだと感じた瞬間でした。

普段仕事で難治性の痛みと向き合ってきたため、案外スポーツの痛みはズレを調整すれば済む場合が多く、改善しやすく感じます。

自分の技術はもっとスポーツをする方々に「気軽に」役に立てるかもしれないと思った次第です。

そして、ふと最近も何度もスポーツで痛めた患者様を即効で治していたことを思い起こしました。宣伝していませんでしたがやはり当院の整体×鍼灸はスポーツの痛みに非常に強いと考えています。

「全身の動きの連動性」を診ることが当院の得意とするところだからです。

この２週間ほどの中からいくつか事例をあげたいと思います。

◎中学生　サッカーの腰痛

小学校４年から何度も繰り返している腰痛。筋トレで痛くなったりする。最近では相手と接触したことで急に痛みが出た。

おそらく他の医療機関だと腰に問題を求めるのかもしれないが、当院では肩と足首周辺に問題を求め、一回ですべての痛みが消失。

◎20代　野球の膝痛

一年半前にバットを振って「ゴリッ」と音がした。診断名は「骨挫傷」。その後痛みが減りながらも右足をかばいながらの生活。右足に負荷をかけると痛む。

病院でリハビリを担当する作業療法士のため、現代医学的な視点と異なる視点を期待して来院。

同じ病院で理学療法士をされている当院患者様からの紹介。

経絡で言うと「肝経」「胆経」ラインの調整を、整体と鍼灸で行い、膝関節の位置異常が改善。膝が内側にずれなくなった。

さらに灸頭鍼と整体で、最終的にはじめのかなりの痛みが無くなりました。

プロとして現代医学的視点を知っているだけに、一層変化の度合いに驚いてくださりました。

あとは自分で様子を見るということで一回で終了。メンテナンスのアドバイスをして様子を見てもらいました。

◎70代　乗馬・ロッククライミングの腰痛　剣道の膝痛

他の疾患の治療が第一希望だが、長年の慢性腰痛と膝痛もある患者様。

過去に乗馬で落馬したり、ロッククライミングで激しく落下（尾骨も潰れた）。スキーの怪我で今も足首がおかしい。

まず腰痛で検査を兼ねながら上半身を調整。これで痛みが大きく改善。さらに剣道で痛めている膝痛の痛みまで変化。

二回目の治療で腰の痛みが軽減したとのことなので、膝関節にさらに細かくアプローチ。

「肝経」「胆経」の調整で膝の痛みが大幅に軽減。メンテナンスのアドバイスをしました。

三回目の治療で、前回のアドバイスを非常に熱心に守って取り組んでくださった甲斐があり、治療前の時点で長年困っていた腰痛も膝痛も痛みが消失している。

まだ腰は重い感じがするが、今回までに塗り薬・貼り薬を使わずに済んだ、とのこと。

メンテナンスによってさらに長年の腰痛・膝痛が劇的に改善していることを実感。

（この患者様が頑張ってメンテナンスをしっかり行ったことが実を結んでいます）

現在、膝と腰をケアしながら他の疾患で継続中。

このように、最近痛くなった痛みでも、長期間困っていた痛みでも、大きく変化する場合が多々あることを知っていただければと思った次第です。

今まで現代医学的なものの見方で治療してきた方が見落としている、「身体の動きの連動性」の異常を見抜くことがポイントです。

腰痛でも腕や足首が原因のこともあります。膝痛が背中などからきている場合もあります。

身体を丁寧に診て、異常部位を一緒に探していくことになりますが、ここで患者様は自分の身体のクセに気づく場合があります。

自分の身体のクセがわかれば自分で手当てしていくこともできます。

当院では「病気や怪我を通して自分の身体を見つめなおす」ことを重視しています。

病気や怪我は患者様の姿勢・動き・習慣（場合によっては考え方も）の反映とみることもできます。

ここが見えるとメンテナンスのアドバイスが効きます。

治療を通じ自分自身の身体を見直していくことは、今後の自分の人生において非常に役に立ちます。

不調時に自分で対処できるヒントが見つかれば何よりだと思います。

東洋医学には「治未病」という有名な言葉があります。

まだ病気になっていないものを治す、という意味です。

異常のパターンが見えれば、これからの身体のケアにも活かせます。これは昔から東洋医学の得意とする部分です。

スポーツをされる方々に、ぜひ自分の動きの癖を知っていただき、怪我・病気の予防をして、さらにプレーのパフォーマンスを高めていただければ嬉しく思います。

もしスポーツで痛みが出た際に、骨折や捻挫等でなければ、お気軽に当院までご相談ください。

スポーツによる痛みの整体・鍼灸なら、埼玉県熊谷市の和鍼灸治療院へ。

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熊谷市・深谷市・行田市　長年のスポーツ由来の腰痛も整体×鍼灸で即効解決

2017年04月01日 [記事URL]

一昨日に見た新患の患者様。

元々ボードでひねってから12～13年の腰痛持ちで、完全に治った訳ではないが落ちついてはいた。

しかし3週間ほど前からまた痛みが強くでてきたが、悪くなったきっかけは不明。以前からの腰痛の延長線上にあるような感じとのこと。

ずっと運転していると痛みが増す。

早速検査でまず、座っていても立っていても重い感じの違和感があることを確認。

次に動きの検査。前屈や横に曲げた時に痛みが出る。具体的にどのような動きで痛みが増すかを確認し、色々な経絡（身体全体に流れるライン）の異常をチェック。

手首のあたりに異常を発見。そこから腰痛の原因をさらに探っていきました。

腕と手首の調整を手技と鍼で行いました。

今回は腰痛とのことでしたが、結局手首と腕のツボだけで腰痛は全て消失してしまいました。

これはどういうことかというと、今まではこの腰痛で腰周辺しか見ていなかったのだと思います。

今回私は全く腰は触っていませんが、腕のラインの調整をすればするほどどんどんと腰の動きが良くなっていく体験に患者様も驚き、また喜んで下さりました。

今までシップなどで対処しても効果がなかった理由を身を持って体験していただけたと思います。

長年悩んでいた「腰痛」の問題は「腰の異常」ではなく、「全身の動きの連動性の異常」だったのです。

腕のラインの歪みが腰の痛みとなってあらわれた、ということです。

こうなると患者様のセルフケア自体が根本的に変わってきます。

「ここをほぐしておいてください」と腕のポイントをアドバイスして終了しました。

当院では、「自分の身体の癖を知る」ところを重要視しています。

自分の身体を知り、自分で労わっていく術を身に着けていく手助けになればと考えています。

今回のような「動きの繋がりの問題」は、実は案外現代医学（特に整形外科・接骨院）は苦手としている印象があります。

問題局所の分析を得意とするのが現代医学の特長ですが、細分化しすぎるため全体の流れに目がいかない場合があるためです。

コンセプトの問題、盲点と言えるかもしれません。

現代医学とは違った視点から治療していくことは、東洋医学的思考をベースにした鍼灸師の社会的存在意義とも考えています。

長年のスポーツ由来の痛みで局所の治療をいろいろ試して上手くいかない場合でも、一度お気軽にご相談ください。

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熊谷市・深谷市・行田市　動きで出現した急性神経痛に整体×鍼灸が即効

2017年04月01日 [記事URL]

つい最近診た新患の方。

半年くらい足の３・４趾間がしびれている。２０日ほど前に、ゴミ出しをして手を出したときにビビッと右腰から下に激しい痺れ、痛み。

病院のレントゲンの所見では問題がわからず、痛み止めを出されるが痛み止めが効かない。整体に行って座れるようになったが３回通ってもまだ右膝から下の痛みがとれない。

仕事をすると痛みが強くなる。なかなか治まらないので一度鍼灸院で診たらどうかと思い来院されました。

当院において神経痛は整体と鍼灸を併用して効果をあげています。整体自体がツボを探る検査の一種になっていることも多いです。

今回もまず検査を兼ねた下肢の整体。骨盤と足関節の調整でまず来た時の痺れが半減。

さらに上半身を調整すればするほど変化して、２０日ほど前からの痺れ・痛みは消失してしまいました。

さらに以前からの足の３・４趾間の痺れが残っているため、最後にちょっとだけ「火鍼（かしん）」という得意技を使いました。

火で炙った鍼で一瞬だけ刺激する方法で、はまると効果絶大な中国鍼灸の技術。これをチャチャッと３本やりました。

ほんの一瞬の技ですが、これで３・４趾間の痺れもほとんど無くなったとのことなので、これで今回は様子を見てもらいました。

今回のケースは、おそらく他では見ないような「全身の身体のつながり」を見直したため、なかなか改善しなかった神経痛でも一気に変わったのだと思います。

東洋医学で「経絡」という考え方があります。この体を縦に流れるライン「経絡」の状態を当院はよく観察しています。この診方が全身のつながりを読み解く大きなヒントになります。

病院での現代医学や、他の治療院で見落としてしまった盲点を見つけていくことができると、今までとは違う治癒の道筋が見えてくる場合があります。

東洋医学、とりわけ経絡という考え方が、鍼灸だけでなく整体含め全てにおいて応用されているのが当院の治療の特徴です。

経絡に「気・血」を通し調和させれば痛みが無くなる、というのが東洋医学の痛み・痺れの治療の考え方です。

動きによって痛み・痺れが出る症状で、現代医学の分析と違う診方でやると、びっくりするほどあっけなく鮮やかに改善することも多いです。

鍼灸師が現代医学と違う視点（東洋医学的視点）で治療を行うことに社会的意義があると思う所以です。

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熊谷市　「動くと痛む」首肩～項部の違和感に東洋医学の鍼灸×整体が即効

2016年09月29日 [記事URL]

今日はじめて施術した患者様は、右耳の下が特に痛く、首から肩にかけても痛むという方。

右耳の痛みは、原因がわからず、病院に行って薬を出されて飲んでもまったく効かなかったそうです。

病院では「肩からきてるのでは」といわれたそうですが、何をやっても痛みは変化せず、心配になって脳の検査もしたとのこと。

しかしやはり異常は見つからず、はじめて鍼灸を試すことになりました。

最初に右耳の下ということから、東洋医学的にはこの経絡（ライン）かなと当たりをつけてみました。

首を動かすと耳から首肩まで痛む、とのこと。動きを確認し経絡（ライン）を見極めていきます。

左右一か所ツボを治療して、痛みのある動きを再度したら「...痛みがないです」とびっくりされました。

その後も頭のてっぺんのツボや手先のツボなどで首の動きを変えていきました。

来院時と比して耳から首肩までほとんど痛みがとれたそうですが、多少肩などに違和感が残っており、色々改善の余地はあります。

またもう少し詳しく見れば身体のクセなど指導できそうで、治療を継続する予定になりました。

今回鍼灸は初めてだったそうですが帰り際にも再度「びっくりしました」と言われ、改めて頼られても大丈夫なように一層東洋医学を勉強しようと思った次第です。

私はいつも先人の残してくれた知恵「経絡」に感謝しています。経絡というラインをどうつかうかは鍼灸の永遠のテーマです。

今回のケースは、現代医学的には苦手なものだと思いますが、東洋医学的な視点の鍼灸なら治療しやすいパターンでした。

局所に拘泥せず、経絡の問題と捉えると、しばしばこのような鮮やかな変化が起こります。

首を動かすと痛む、というのは無数のケースがありますが、当院では様々なケースを見ていますがいずれにせよ経絡を中心に考えています。

鍼灸治療の価値とは、現代医学的なとらえ方の鍼灸もいいですが、むしろ東洋医学的な鍼灸に徹したほうが、社会的な価値は高いとみます。

現代医学的にとらえたのでは、病院や接骨院と大筋が変わらなくなってしまう問題があります。

病院や接骨院やマッサージで効果が無かった場合はどこにいけばいいのか？そんな時に東洋医学・鍼灸を思い出してもらえればと考えています。

実際当院に来る患者様は、病院や接骨院やマッサージでとれない症状があり、最後にやっと鍼灸に辿り着くケースがほとんど。

つまり「疼痛局所からのアプローチ」はある程度やっていて、それでも症状が辛い...鍼灸を選ぶ時点で、生活に差しさわりがある位に相当困っている場合がほとんどです。

彷徨ってきた患者様の憂いを晴らすためにも、他医療機関と同じことをやってはいけない、これは鍼灸院の責務です。

局所にとらわれず、全体から局所を捉えるところが東洋医学の真骨頂です（今回も手首近くの治療で散々悩んだ耳の下の痛みが消失）。

あまり悩まずに、気軽にご相談いただければ...と思います。

病院や接骨院やマッサージとは全く違う身体の捉え方＝東洋医学的な捉え方で治療すること。

そのことで地域社会において価値あるようで在りたい、と当院は考えています。

「動くと痛む」首肩～項部の違和感でお困りの際はお気軽にお問い合わせください。

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熊谷市　アトピー性皮膚炎に鍼灸治療が効果的

2016年08月30日 [記事URL]

アトピー性皮膚炎で悩んでいる方はかなり多いようです。現代においてもなかなか病気の正体がつかめないところが原因のひとつにあるようです。

私の友人もアトピーで長らく苦しんでいましたが、住むところを変えたら落ち着いたそうで、ふとしたことで寛解することもある一方、何をやっても改善しないという方もいます。

気持ちとしてはステロイドはやめたいのだけど、やめるのは難しいという方も多いでしょう。

今回は「鍼灸がアトピー性皮膚炎に効果的である」という論文を紹介しつつ、東洋医学的な発想について述べたいと思います。

ながくアトピー性皮膚炎で悩まれている方へ、参考の一助となれば幸いです。

まず先にアトピー性皮膚炎の病気に関して、現代医学的立場の見解を以下に示し、その見解を踏まえつつ、いかに鍼灸が関与できるかをお伝えします。

日本皮膚科学会ガイドライン
アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版

http://www.kyudai-derm.org/part/atopy/pdf/atopy2016.pdf
（以下引用）

「定義　　
アトピー性皮膚炎は，増悪・寛解を繰り返す，瘙痒のある湿疹を主病変とする疾患であり，患者の多くはアトピー素因を持つ．アトピー素因とは，①家族歴・既往歴（気管支喘息，アレルギー性鼻炎・結膜炎，アトピー性皮膚炎のうちいずれか，あるいは複数の疾患）があること，または② IgE 抗体を産生しやすい素因をさす．」

「治療　　

1．治療の目標　　　
治療の目標は，症状がないか，あっても軽微で，日常生活に支障がなく，薬物療法もあまり必要としない状態に到達し，その状態を維持することである．また，このレベルに到達しない場合でも，症状が軽微ないし軽度で，日常生活に支障をきたすような急な悪化がおこらない状態を維持することを目標とする．

2．治療方法　　　
アトピー性皮膚炎の治療方法は，その病態に基づいて，①薬物療法，②皮膚の生理学的異常に対する外用療法・スキンケア，③悪化因子の検索と対策，の 3 点が基本になる．これらはいずれも重要であり，個々の患者ごとに症状の程度や背景などを勘案して適切に組み合わせる．

　アトピー性皮膚炎は遺伝的素因も含んだ多病因性の疾患であり，現在，疾患そのものを完治させうる治療法はない．しかし，病変部では，皮膚の炎症による皮膚バリア機能のさらなる低下や被刺激性の亢進，搔破の刺激などによって，湿疹がますます悪化する悪循環が生じうるため，薬物療法で炎症を制御することは，アトピー性皮膚炎の悪化因子を減らすことにもなる．」

（以上）

上記リンクは興味深いので、ぜひご覧いただけたらと思います。

重要なのは、悪循環を絶つために薬物療法を行う、ということです。

疾患そのものを完治させうる治療法はない、というのが現代医学的立場。

ではなぜ薬を出すのかといえば、放置することで炎症が悪化したり、掻いたりする悪循環に対してということです。

上記リンクでは、薬以外にも様々な悪循環を絶つ方法が述べられています。

「医師や看護師を含めた多職種による複数回の患者集団教育プログラム」など興味深いですね。

さて、鍼灸については上記リンクでは触れられていませんが、鍼灸においてもアトピー性皮膚炎には多くの方が積極的に取り組んでいます。

例えば有名な鍼灸専門誌でも特集を組まれています。

医道の日本　2012年6月号　アトピー性皮膚炎と鍼灸治療

http://www.idononippon.com/magazine/2012/201206.html

「鍼灸OSAKA」特集「アトピー性皮膚炎」

https://www.morinomiya.ac.jp/book/shinkyu-osaka/46.html

また大学教授の先生方も、学会でアトピー性皮膚炎に対する鍼灸の効果を述べています。

アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療　　矢野忠・江川雅人・苗忖建慈
http://ci.nii.ac.jp/els/110004001737.pdf?id=ART0005782740&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1472520002&cp=

（以下引用）

「アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療の視点

アトピー性皮膚炎は非常に複雑な病態を示し，修飾する因子も多数存在すると言われている。すなわちその病態は免疫系の異常（アレルギーを核として,生活環境，生活習慣，自律神経機能，精神的ストレス等の要因が絡み合う複雑な病態として考えられている。従って治療においては単なる皮膚症状だけに目を留めるものではなく，関連する様々な随伴症状にも注目し生活環境や生活習慣あるいは精神状態等についても考慮することが肝要である。いうなれば全人的にアプローチすることが重要であろうと考える。

（以上）

ここには東洋医学的な考え方も含まれています。局所に注目するだけでなく、より大きな視点から患者様の身体を捉え直すことで、症状にアプローチをしていくということです。

また上記リンクには東洋医学的なアトピー性皮膚炎の分類と、対応する治療穴（効果的なツボ）が触れられており、効果があがっていることが示されています。

より簡単にまとめられたPDFもありました。

難治性アレルギー疾患に対する鍼灸治療　−アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療−
鍼灸学部加齢鍼灸学教室江川雅人
附属病院内科学教室苗村健治
http://www.meiji-u.ac.jp/research/files/28a37cccb5d42b10c907eecd96d70267.pdf

「明治国際医療大学では、アトピー性皮膚炎の患者さんを、鍼灸医学的に４つのタイプに分類し、鍼灸治療を行っています。その結果、平均27回の鍼灸治療により、約80％の患者さんにおいて、かゆみ（掻痒感）や湿疹（皮疹）の軽減が認められました。」

「１．風熱証（乾燥や紅斑を主とするタイプ）
治療経穴 → 曲池、大椎、血海、膈兪
２．風湿証（湿潤傾向の強いタイプ）
治療経穴 → 豊隆、中かん、陰陵泉
３．風寒証（全身に冷え症状を伴うタイプ）
治療経穴 → 足三里、陽池、命門
４．気血両虚証（皮疹が軽度あるいは変動が少ないタイ
プ）
治療経穴 → 合谷、気海、三陰交」

「アトピー性皮膚炎に対する鍼灸治療は４つのタイプに分けて行います。さらに、患者さんの訴える、食欲の低下、不眠、肩こりなどの全身症状にも鍼灸治療を行います。鍼灸治療の頻度は1週間に1〜2回。アレルギー体質に伴う症状ですから、10回程度は根気よく治療を続けます。」

上記の分類は「中医学」に基づくものです。

（※なお当院でも中医学に基づく治療を行っているので再現可能ですし、この分類なら他の多くの治療院でもできそうです。

問診だけでなく脈診・舌診など東洋医学的な身体の見方ができることが分類できる条件になります。）

「経穴（ツボ）」も実は鍼灸師がよく使うなじみのツボばかり。

身体全体を整えるのに適した「力のあるツボ」といえる代表的なもの。

身体全体を整えることで局所の痒みが変化していく、というのが鍼灸の方法です。

上記リンクでは「ステロイドが効かなかったアトピー性皮膚炎の患者様」が鍼灸できれいな肌をとりもどした例が写真で載っています。

かゆみのある皮膚の炎症を「火事」に例えるならば、ステロイドは炎に水をかけるようなものに例えられます。

それで収まる場合はそれでいいでしょう。しかし、それでは上手くいかないから皆悩んでいる訳です。

消しても消しても繰り返し炎が発生するならば、発生する火元に注目していくのが、東洋医学・鍼灸のアプローチ。

「火元を見つめ直して炎の発生をおさえる＝身体全体を見つめ直し、整える」

ということです。

もしアトピー性皮膚炎でお困りの方は、東洋医学的なものの見方ができる鍼灸師の方に相談されてはいかがでしょうか。

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五輪最強スイマー・フェルプス選手の「丸い痕」...カッピング（吸玉・吸角・抜缶）が話題！

2016年08月11日 [記事URL]

リオ・オリンピックが盛り上がっています。日本勢の活躍が今回もまた素晴らしく、うれしく思いますが、日本選手以外でも圧倒的な世界のトップアスリートが競う様もとても面白く感じます。

さて、米国のマイケル・フェルプス選手。リオデジャネイロ五輪で９日行われた競泳の男子８００メートルリレー決勝で五輪通算２１個目の金メダルを獲得しました。

五輪史上最多の金メダル21個目というずば抜けた王者ぶりですが、今回はまたフェルプス選手の身体が噂をよんでいます。

「あの肩の丸いのはなんなんだ？」...ということですが、これはカッピング（吸玉・吸角・抜缶）という治療法の痕です。

血行をよくし、筋肉を柔らかくします。痕は体の状態を反映します。血流の悪いところは色が濃く滲みます。

フェルプス選手は以前からカッピングを自分自身のケアに活用していました。

そのようなことで今「カッピング（吸い玉・吸角・抜缶）」が話題になっています。

ロイターも。
競泳フェルプス選手、金メダルより肩の「紫色の丸」に話題集中
http://jp.reuters.com/article/phelps-idJPKCN10K0PQ

ＳＮＳでも拡散されて話題に。
金メダルより気になる?フェルプス選手の肩についた丸いアザの正体とは
http://spotlight-media.jp/article/312433707838596480?utm_source=facebook&utm_medium=social&utm_campaign=own_page

フェルプス選手のinstagramにもカッピングの写真。
https://www.instagram.com/p/7djtuUyx7j/

ＡＦＰも。
フェルプスが「吸血鬼」にかまれた？肩の大きな腫れは治療の痕
http://www.afpbb.com/articles/-/3096628

前述したように、カッピング（吸い玉療法）は血行をよくし、筋肉を柔らかくするので、ドーピングが禁止されたスポーツマンにはケアとして有難いようです。

これは、東洋医学らしい考え方なのですが、自己治癒力を発揮して、自分の力で身体を治していくのです。

ですので、身体にやさしく、また薬物のような体への負担がないのが素晴らしいと思います。

もうひとつ、「安価」であることもメリットです。ガラスやプラスチックの瓶を陰圧にして皮膚を吸引することで、症状が改善するとは...昔の人の知恵に驚嘆します。

スポーツマンの自己管理ツールとして日の目を浴びた東洋医学の知恵。ぜひ様々な方の不調改善に試して頂ければと願っています。

さきほどのリンク先記事にもあったように、スポーツマンだけでなく各国セレブにも人気のカッピング（吸い玉療法）。　

ＡＦＰ記事より引用「セレブの間でも流行しているカッピングだが、グウィネス・パルトロウ（Gwyneth Paltrow）やヴィクトリア・ベッカム（Victoria Beckham）、そしてジェニファー・アニストン（Jennifer Aniston）らの体にはくっきりと痕が残っているという。」

以下のまとめサイトにはカッピング愛好有名人がずらり。カッピング（吸い玉療法）を日常的に行っている私もびっくりしました。

海外セレブがカッピングを「身体にいい」と積極的に活用しているのに対し、東洋医学なのに日本の人の方がここらへんは案外遅れてる感が...。そういえば鍼灸も海外セレブに大好評で、日本に影響を与えていましたね。うーん...。
海外セレブにも大人気！美容と健康の吸い玉療法（カッピング）とは！？
NAVERまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2146147925746760801

マドンナの鍼×カッピング
http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-3377526/Madonna-cupping-therapy-amid-battle-ex-Guy-Ritchie-son-Rocco.html

こんな感じ↓↓↓

レディ・ガガのカッピング
http://www.gossipcenter.com/lady-gaga/lady-gaga%E2%80%99s-bath-tub-photo-shoot-terry-richardson-795883

こんな感じ↓↓↓

ジャスティン・ビーバーのカッピング
http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-3145190/Justin-Bieber-follows-likes-clean-living-stars-Gwyneth-Paltrow-Jennifer-Aniston-cupping-therapy-sports-large-yellow-bruises-tattooed-torso.html

こんな感じ↓↓↓

海外セレブはこれでもかと堂々カッピング痕をさらしていますが、日本でもジャニーズ級の人とかやらないかなあ。

おお！日本人も凄い人がやってました(笑)
年齢の壁を越えろ　～室伏広治金メダルへの秘策～
http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3227/3.html

これです↓↓↓

引用「練習が終わると、疲れはその日のうちに取り除きます。
これはカッピングと呼ばれる疲労回復方法です。
体内に、たまった老廃物を吸い上げることで、皮膚の下にあるリンパ管に流し込み、尿として排出します。
年齢とともに疲れが翌日まで残るようになり、３年前から始めました。」

かの超絶鉄人室伏さんですら認める効果。いいですね。

疲れが抜けない方は、ぜひ室伏さんにならってカッピング（吸い玉療法）を試してはいかがでしょうか。

当院でも（そんなに表立って謳ってないのにもかかわらず）カッピングを希望する患者様が来られることがあります。カッピング・吸い玉療法は熱烈なファンがいますね。

私としては痛みやコリの緩和の目的でカッピングをよく使いますが、疲労回復やデトックス（解毒）を目的としたカッピングは、これからもっと知られてもいい分野だと思います。

自宅で自分で継続的に行っていくのも非常に良いと思います。

当院では火を使って陰圧を作りますが、患者様がいうには、「火の方が、手動ポンプ式よりずっと吸引力がある」とのことです。

私としては、ポンプ式より火を使ったカッピング（吸い玉療法・抜缶療法）のほうが、火を使って温めるため、血流を上げる効果は上だと感じています。

（中医学では「火缶法」といいます。また、当院では鍼と組み合わせた「刺鍼抜缶法」、あるいは刺絡療法と組み合わせた「刺絡抜缶法」「強通法」も行うことができます。症状や体質により適する技術も異なってきます）

また吸引すべきポイントを踏まえるのが治療家が行う点でのメリットと言えます。

いずれにせよ、吸い玉・カッピングが世界的に見直されているのは素晴らしいことだと思います。

痛くないので老若男女問わず受け入れられやすいですし（子供の治療にもつかえます）、ぜひ多くの方に体験して頂きたいものです。

体全体を整える鍼灸・整体なら、埼玉県熊谷市の和鍼灸治療院へ。

埼玉県全域、群馬県全域、その他東京都、栃木県ほか他の県からも来院されています。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。予約制です。

熊谷市　「湿布やマッサージが効かないゴルフ腰痛」に整体×鍼灸治療が即効

2016年07月30日 [記事URL]

以前にゴルフの記事を書いたことがありましたが、その頃と比べ臨床例が増え「ゴルフ腰痛」が非常に得意になりました。

ゴルフ練習で発生した腰痛は一回で大きく症状が変化しやすい疾患ですが、腰を治療しても目覚ましい変化が出ないことがほとんどです。

なぜなら、「痛いのは腰」であっても、「原因は腰以外」にあることが多いからです。

治療のポイントは体の使い方や動きのクセを見極めて治療することです。

そのクセは意外なところにあることが多いです。

逆に言うと、クセが矯正されていないから、何度も体を傷めるのです。

当院では、個人個人の身体の動きのおかしいところを細かく見極めて治療していきます。

痛みを取るだけでなく、身体のクセを見極めるキッカケとして、当院の治療をうけてよかったと言ってもらえることが多いです。

当院は腰だけでなく「体全体の歪みの中から腰痛を考える」ことが重要と考えます。

そしてゴルフの練習でおこった腰痛は、動き方のクセに原因があり、腰局所というより動きの連動性に原因の多くがあるのです。

ですので、腰に湿布をはったりマッサージをしても変化がないゴルフ練習の腰痛の方が来られても、腰以外の部分を治療しても７割以上痛みがひいてしまうのはそのためです。

腰が痛い場合、整形外科などの病院では腰を直接診ます。そして画像診断で特別なことがなければ、電気と湿布で治療し、安静を促します。

マッサージも腰が痛い場合は腰や下半身を中心に腰回りを揉むことが主になります。接骨院では局所をもんだり電気をあてたりします。

東洋医学の鍼灸の考え方は、局所だけにとらわれず全体を診ることがポイントです。

動き方から筋肉の連動性を診ますが、この際に非常に参考になるのが東洋医学の経絡・経筋という概念です。

手首周辺や足首周辺のツボで腰の動きが大きく変わることが実感できます。

問題を腰自体に求めず、全体の繋がりの中から把握するというのが東洋医学的なものの見方なのです。

今日診た患者様の例をあげます。

ゴルフ練習で痛めた腰痛で、一週間たっても全く痛みが変わらなかったとのことで来院。

その部分をもんでも全く変わらなかったとのこと。

しかしゴルフの動きを再現してもらいながら、腕と肩をすこし治療すると８割痛みがとれてしまいました。

手首を返す動き、下半身の連動など総合的に動きを見極め、力の入り方のおかしいところを患者様とともに見直していきます。

このことによって腰痛の再発防止のアドバイスも可能になります。

まだ残った痛みは鍼をすこし腰にすると消失してしまいました。

あくまでもポイントは体の使い方のクセにあるので、その点を患者様に納得してもらって一回で治療終了しました。

ゴルフで起きた腰痛は、フォームを見直さないと再発する可能性があります。

動きがそのままだと治っても練習による疲労と筋緊張が引き金になり痛みがまたおこってしまいます。

悪い負担がかかっている部分は腰ではない場合が多いので、自分の動きのクセを知るためにも、ゴルフの腰痛が起こりましたらお早目の治療をおすすめする次第です。

当院では整体と鍼灸を組み合わせてゴルフ腰痛を治療しています。

腰に湿布や電気やマッサージをしても変わらなかったという方でも多くの方が改善しています。

痛みの局所にとらわれず、体全体のバランス・負担を分析しながら行っているからだと考えます。

お気軽にご相談ください。

体全体を整える鍼灸・整体なら、埼玉県熊谷市の和鍼灸治療院へ。

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熊谷市　過敏性腸症候群（ＩＢＳ）に鍼灸が効果的

2016年07月24日 [記事URL]

過敏性腸症候群は鍼灸が効果的な疾患です。

トイレが気になったり腹痛におそわれたりすると様々な生活上の支障がある一方で、「気の持ちようでは」などと周囲から思われがちな難しさがあるようです。

当院でも、受験生からサラリーマンまでストレスで悪化する下痢を色々治してきました。

ストレスに対する治療と、消化器系に対する治療を、まとめてできる点が東洋医学の鍼灸治療の素晴らしいところだと感じています。

また自己治癒力を引き出すので病院の投薬治療と組み合わせても安全です。

お腹の症状で色々と悩み上手くいかない場合、東洋医学的な視点で身体全体を見直すとうまくいくケースを多々目にしています。

実際、科学的な検証においても鍼灸は過敏性腸症候群に効果があると言われています。

鍼灸の科学的検証を行っている学術団体・全日本鍼灸学会の記事です。

鍼灸で過敏性腸症候群が改善する - 全日本鍼灸学会
http://www.jsam.jp/pdflib/kiso_p10.pdf

以下は実際に有効性を証明したものです。

全日本鍼灸学会雑誌，2005年第55巻1号, 56-67
過敏性腸症候群の患者に対する鍼灸治療の効果　
―条件反転法による検討―
http://acupuncture.jp/dspace/bitstream/10592/17643/1/0915.pdf

実験で使っているツボをみると、私もよく腹部症状で使っている馴染みのツボばかり。鍼灸師の立場からツボを見れば「効くのが当然」という安心感すら覚えました。

ですがこのように科学的に検証していただけると有難く、またあらためて興味深く思われます。

以下のように鍼灸専門誌でも特集を組まれています。

鍼灸専門誌　鍼灸OSAKA「過敏性腸症候群」
森ノ宮医療学園出版部 (2006/2/8)
https://www.morinomiya.ac.jp/book/shinkyu-osaka/80.html

ストレスと消化器症状の問題の相関関係は、東洋医学では昔から注目され熱心に取り組まれていました。

ストレスの下痢・腹痛には鍼灸、というのはもっと広まってもいいと思います。

海外記事紹介サイトからも、過敏性腸症候群に鍼灸が効果的という記事がありました。

海外の鍼灸師もＩＢＳ対策に頑張っています。

Louise Harris
Published on:14 April 2016
Acupuncture, Herbs Treat Irritable Bowel Syndrome
鍼、ハーブは、過敏性腸症候群を治療する
http://us.blastingnews.com/news/2016/04/acupuncture-herbs-treat-irritable-bowel-syndrome-00878577.html

上記リンク先記事中のthe spleen（脾臓）やthe liver（肝臓）という言葉は、実は西洋医学における脾臓や肝臓とは異なる、東洋医学的な「脾」「肝」という概念です。

東洋医学の「脾」は消化全般をつかさどるシステムに直接に関与、「肝」はストレスと関わりの深い自律神経のシステムに関与する、独特の概念です。

東洋医学的には、ストレスにさらされ「肝」がいかに影響し、消化システム「脾」にいかに影響を与えるか、という診方で治療をしていきます。

さらに東洋医学にも「大腸」「小腸」「胃」はあり、これらの消化に関わる臓器を全般的に強くすることを行いながら改善を図っていきます。

冷えが関係する場合は冷えをとるツボも加えます。

（先ほど「効くのが当然」と述べた）リンク先実験で使われた以下のツボ　
「足三里、肝兪、脾兪、照海、肺兪、関元、百会、太谿、大腸兪、四神総」
などは、東洋医学的な診方を活かす治療点といえます。
（関元、足三里などはお灸にぴったり。体力もつくのでオススメのツボです）

以上のツボは一般的ですが、当院はさらに中医学的に細かく分析しひとりひとりにあった効果的なツボをみつけていきます。

また症状が酷い場合、個別にツボを教えて自宅でお灸をするようにアドバイスすることがあり効果をあげています。

鍼灸治療により多くの患者様が改善している疾患ですので、もしお悩みの際は鍼灸院にて相談されることをおすすめいたします。

「下痢・腹痛がおさまったことでと生活全体がよくなった」と多くの患者様が実感されています。

ストレスに反応しやすい身体は大変なようです。

東洋医学的な診方で身体のバランスを全体から見直していきましょう。

自律神経を整える鍼灸・整体なら、埼玉県熊谷市の和鍼灸治療院へ。

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綾野剛さん、声優初挑戦。声を出しやすくするために鍼治療をしたそうです

2016年07月20日 [記事URL]

俳優の綾野剛さんが声優に初挑戦したそうですが、その際に声を出しやすくするために鍼灸をしたそうです。

こちらの記事より
Yahooニュース
綾野剛、「ファイナルファンタジー」フルCG長編映画で声優初挑戦！
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160531-00000000-cine-movi

一部引用します。

「収録日を迎える前、細かな確認を関係者と重ね、声が枯れるほど練習したという綾野さん。収録前日には、のどに鍼まで打ったそうで、初めてとは思えないほどのパフォーマンスを見せていたという。収録では、シーンごとの世界観、登場する全てのキャラクターの設定を確認するなど、綾野さん自身でもニックスのオーラを身にまとい、役になりきっていた。」

今回声優初挑戦で「収録前日には、のどに鍼まで打った」とのこと。プロ意識と鍼灸に対する信頼を感じました。

以前、このブログで他の芸能人・アーティストが声を出しやすくするために鍼灸院通いをしているという記事を書いたことがありました。
MAX、ONE OK ROCK等も「声を出しやすくするために鍼灸通い」とのこと
https://www.nagomi-shinkyu.com/page/blog/145.php

今回の綾野剛さんの件をみると、「声を出すことでベストをつくすには鍼灸が有効である」という認識は広まってきているのだと感じます。

声優で初挑戦なのに、前日に鍼灸をしてもらうくらいですから、ある程度周りのお薦めの声がなければできないことでしょう。

当院でもよく「声が出にくい」という症状を訴える方を診ます。

割合としては自律神経失調症や、あるいは首こりからくる声の出にくさが多いです（当院はこのような患者様が多いです）。

たまに、麻痺で声が出にくいという方も診ます（麻痺もよく診ます）。

しかし今回の綾野剛さんの例でみられるように、「病気」というよりもむしろ「能力向上」、声をより出しやすく響きやすくさせるために鍼灸が非常に有効というのはもっと知られてもいいと思います。

先日、仕事で司会業をされている方を診ましたが、当院ブログの声の出しやすさに関する記事をみて当院を知ったそうです。

もっと声と鍼灸の関係が知られればいいな、と思って記事を書いたのでよかったです。

声を出す仕事をされている方は、パフォーマンスを最大限に引き出すために鍼灸を試してみてはいかがでしょうか。

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