姿勢 - 熊谷市「和鍼灸治療院」

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「立腰教育」は自律神経を乱す身体に悪い教育です

2019年02月16日 [記事URL]

「立腰教育」「立腰指導」...このような言葉を聞いたことはあるでしょうか?

「立腰」(りつよう)とは、腰骨を立てる姿勢のこと。

明治時代に哲学者・教育者の森信三が主張した姿勢教育が立腰教育です。

この姿勢教育法を、学校教育・幼児教育に取り入れている施設があります。

しかしこの「立腰」。実は子供の体調不良を続々と生み出しているのはご存知でしょうか?

症状が起きても、それが姿勢教育によるものだとは先生も親御さんもわからないのが恐ろしいところです。

子供が頭痛・首痛・肩こり・腰痛・めまい・吐き気・動悸・自律神経失調症...などありましたら、まず教育施設や家庭が立腰教育でないか確認していただきたいところです。

「立腰教育は身体にいいと謳っているではないか?」

「なぜ、このようなことを確信をもって言えるのか?」

それは、当院はこのような立腰指導・立腰教育によっておきた体の不調を数多く治してきた実績があるからです。

立腰の学校教育は、根本的に間違いです。

呼吸・血流・リンパ・発生学・歴史的経緯...様々な問題点がありますが、教育上これらは全く考慮されていません。

私は立腰の問題点を論理的に説明できますし、また実際にその考察を元に症状を治しています。

子供たちの未来のために、立腰教育は身体に悪いということを教師や親御さんに周知するべき時期がきていると感じています。

当院に来られた多くの方が姿勢への考えを変えて、体調を改善させている厳然たる事実があります。

Youtubeでこのような動画がありました。深谷市の事例です。

立腰教育  桜ケ丘小学校20160511


もし卒業生の方で自律神経がおかしいかな?と感じた時、思い出していただければと思います。

また似たような教育をしているところで身体の不調がある場合、思い出していただきたいです。

姿勢教育は子供の未来にまで強烈に影響します。

大人が、子供の頃の間違った身体イメージでそのまま成長して病気になる例も多々あります。

たとえば不安神経症のなかには、このパターンがあります。

自律神経失調症は数限りなくあります。

これは教育が生み出した病と言えます。


自律神経は、緊張モードの交感神経とリラックスモードの副交感神経があります。

立腰教育は、型にはめて緊張モードを解けなくする教育です。

徹底すると、自分が緊張しているのかリラックスしているのかもわからなくなります。

呼吸も浅くなり、背部の緊張は増加していきます。

幼稚園で行っているところは特に即刻やめさせてください!!!

先生方は生徒の事を思っているのかもしれませんが、教育で病気を作り出しているなんて、考えたこともないと思います。

もし仮に教えるにしても、リスクを知らなければ教える資格はないのではないでしょうか?


良かれと思っていた姿勢教育が病気を生み、また姿勢由来の問題ゆえ薬で症状が治まらないケースが多々ある事実。

しかし事実は事実ですのでお伝えするしかありません。

今までは治療院に病気で来られた方にのみ説明してきましたが、これからは予防医学の一環として専門的見地から伝えなければいけないと考えております。

子供たちの健康のため、教育界をよくするため先生方と議論していきたいです。

講演も可能です。お気軽にご相談ください。




熊谷市 腰痛・姿勢指導「先生の手はゴッドハンドです!」「脱力して良いんだ!」

2018年03月30日 [記事URL]

山岡様IMG_20171226_014817.jpg

「突然の腰の激痛により、初めて小和瀬先生にみて頂きました。
あまりに痛くて、前にも後ろにも動かせなかったのが、先生に体をほぐして頂いて姿勢を正しい位置にしていただいただけで、ものの20分で痛みが改善!!先生の手はゴッドハンドです!!今まで猫背にならないよう、常に真っすぐに背筋を伸ばしていた事が逆に間違っていて、体を丸くして脱力して良いんだ!!ということを学びました。
これからも小和瀬先生にみて頂きたいです。ありがとうございました!」


当院より:こちらの患者様は急性腰痛で来院されました。

仕事でいつもどおり荷物運びをしていて、治療前日の夜、腰があやしかった。胃もおかしかった。高校生の頃椎間板ヘルニアで一年間鍼に通ったそうです。

当院にはじめて来られ、まず詳しくお話をお伺いして、手首を整えて、さらに姿勢の重心を整えただけですべての痛みが消えました(今回は鍼は使っていません)。

急性腰痛が全て今回のようにあっさり解決するわけではありませんが、このようにスパッと決まるケースは結構あることで、まさにこのような場合こそ腰をもんでも温めても全く効かないものです。

腰痛の原因は腰に無いことが実際には多いものと感じています。当院は手指や足首から急性腰痛の痛みを消すこともあり、パターン化した治療はせずにひとりひとりをよく見てケースバイケースで対応しています。

今回のケースは姿勢指導により再発予防をしました。周囲が言う、あるいは自分で思い込んでいる「いい姿勢」が実は酷い結果をもたらすケースが多々あります。

自分で良かれと思う姿勢が緊張を生んで疲労を蓄積させていたことをお伝えしました。「こんなに脱力しても大丈夫なんですね!」と喜んでもらえました。私も、長年身についていた辛い姿勢について認識していただいて本当に嬉しく思います。

見過ごされた辛い身体の部分を、身体に代わって代弁・解説をすることが治療家のひとつの役割だと考えています。楽な姿勢を知ると多くのことが変わるため、後々時間が経つほど結果が全く違います。

現代人は「力を抜いて立つ・座る」ということが苦手な方が多く、これだけでも再発予防が変わってしまう場合がほとんどです。

姿勢について知るのは早いほうがいい所以です。できたら子供から伝えたいと思っています。不登校の子の症状も自律神経失調症も高血圧も姿勢指導で変わってしまうことがあるくらいです。

当院ではひとりひとりの身体の違いを見極めて姿勢指導を行っています。

当院は急性腰痛に対応する技術も鍼灸・整体・吸い玉など多数持っているので、もし腰痛でお困りの際はお気軽にお問合せください。

腰痛を繰り返す場合は、根本的な姿勢指導や動きの指導、セルフケアなどお伝えしています。

「繰り返す」ということは日常における姿勢や動き、あるいは考え方・意識に問題があり、ここを変えないと繰り返してしまうということなのです。

逆に言えば繰り返してしまうパターンを正しく見極めてしまえば、もっと上のレベルの身体に変わっていくともいえます。


自分の身体を知ることは自分の一生の財産になりますので、痛みが出た場合は「自分の姿勢や動き方や考え方を見直す時期なのかな?」と捉えると前向きに痛みと向き合えると思います。

痛みをきっかけに自分の身体と向き合うなら和鍼灸治療院まで。

整体のみでもOKです。


埼玉県全域、群馬県全域、その他東京都、栃木県ほか他の県からも来院されています。

お問い合わせはお気軽にどうぞ。予約制です。


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熊谷市 重力と上手くつきあう姿勢とは何か

2018年03月10日 [記事URL]

当院では姿勢指導や姿勢矯正をよく行っています。

それは最初から「姿勢指導をしてほしい」という依頼ではなくて、

「この症状をとるためにはこういう姿勢に問題がある」

「もう少しパフォーマンスをあげるにはこのような姿勢を意識したほうがいい」

という流れから行うケースがほとんどです。

姿勢指導・姿勢矯正で当院が最も重要視しているのが「位置エネルギー」です。

「鉛直」(重力の方向)にバランスよく立つことで最も負担のかからない姿勢となります。


鉛直のバランスのイメージを理解するために、面白いアートがあるので紹介します。

ロックバランシングといいます。

Gravity Glue(重力接着) by Michael Grab

art-of-rock-balancing-by-michael-grab-gravity-glue-2.jpg

art-of-rock-balancing-by-michael-grab-gravity-glue-5.jpg

art-of-rock-balancing-by-michael-grab-gravity-glue-7.jpg

art-of-rock-balancing-by-michael-grab-gravity-glue-15.jpg

引用:The Art of Rock Balancing by Michael Grab
http://twistedsifter.com/2013/01/rock-balancing-art-by-michael-grab/

これは重力自体が接着剤のようになって石が積みあがっています。

実は人間も同様の原理が働いています。

「鉛直にバランスをとることができれば姿勢を保つのに力は要らない」

ということです。


人間は地球に立っています。

「筋肉を鍛えて姿勢をよくしましょう」

という主張は、重力を考えない限り、根本的に間違えています。

まず、重力の上に存在していることが大事。「筋肉の要素は二次的なもの」と考えてみてください。

鉛直方向からずれたときの補正のために姿勢保持の筋肉が無意識的に使われているのであって、その逆ではないと考えてみてください。

なるべくバランスを保ち骨・腱・靭帯を有効に使うことが大事。

姿勢保持のために筋肉は使われており、その使用は最小限が望ましいです。


バランスから外れ姿勢保持のために無駄に筋肉を使っていること。

これが多くの怪我や病気を生んでいる原因の盲点といえます。

現在、姿勢の常識は根本的に間違っています。

その「筋肉教」とでも呼ぶべき誤解が多くの症状を生んでいることもお伝えしなければなりません。

筋肉を鍛えてよい姿勢を作る、というのは地球の重力を軽視した危険な考え方だと当院は考えています。

「どこに向かって筋肉をどう使用するのか?」

これを考えないとバランスが崩れたままですし、もっとバランスが酷くなる場合も多々あるのです。

「動かない部分の補正」としてある筋肉が過剰に使われて負荷がかかって、ある筋肉が使われていないとするならば...、そのケースでは筋トレが答えになるはずがない。

「動かない部分が動くようにすること」「正しい動きの道筋を作ること」が先決といえます。

身体を良くするには順番があるのです。


運動をして身体を壊すというケースが絶えないのは、ひとつはこの点の無理解に大きな原因があります。


「なぜその筋肉の緊張が抜けないのか?」という疑問。

重力の問題を考慮しているでしょうか?「動かない部分」はどこでしょうか?緊張の抜けない局所のみを悪者にしていませんか?


多くの方が姿勢指導で症状が変わってしまうのを目にしてきました。

もし姿勢が原因で不調なのかな?と思いましたらお気軽にご相談ください。

地球の重力とうまく付き合う方法を一緒に考えていきましょう。

地球との付き合い方を考える姿勢指導・姿勢矯正なら和鍼灸治療院まで。

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熊谷市 姿勢矯正・骨盤矯正 間違った方向に矯正しないでください!

2018年01月06日 [記事URL]

先日、顔面神経麻痺で来られた患者様。

「姿勢矯正をやった次の日に顔が麻痺してしまったのですが、これって関係あるのですか?」と聞かれ、「え...まさか、そんなことあるんですかね」と私は最初答えました。しかし、よくよく聞くと凄い話でびっくりしたのでお伝えします。

某所で姿勢矯正をまじめに通って受けていたそう。そこで「背筋を伸ばし、胸を張る」方向に矯正をかけ、さらに「(自宅など楽な場面でも)崩れて戻ってしまうからその『いい姿勢』を日々キープしてください」とのこと。

患者様は真面目に実行していたそうです。

私は顔面神経麻痺もよく診るし、姿勢指導も行っているので、この姿勢矯正・姿勢指導が麻痺の原因だとわかりました。

顔面神経麻痺の治療は肩こりの治療も行います。なぜなら首肩の血流を改善させることが必要だからです。

今回の背筋を伸ばし、胸を張り、日中キープし続けるというのは、首肩を緊張させ血流を悪化させる方向に働きます。

患者様に、背筋を伸ばし胸を張る姿勢と脱力した姿勢、二通りの姿勢をとってもらいました。

「どちらが首肩の緊張を感じますか?」と尋ねます。

「背筋を伸ばしているほうが緊張します」と患者様。

「どちらが楽ですか?」

「力を抜いているほうです」

「そっちの方ででいいんですよ」と私。

緊張していて、その状態を日中キープしつづければ凝るのは当然だし、血流が悪化するのは当然です。

顔面神経の走行は首肩の緊張の影響を受けるので、多くの鍼灸師は顔面神経麻痺の治療で首肩こりの治療もします。

絶え間ない緊張を強いる姿勢指導を行い、緊張方向に矯正をかけたのが顔面神経麻痺の引き金になったケースです。

今回は麻痺でしたが、その他でも頭痛やめまいにつながるケースもあります。

首肩の血流が悪化し様々な症状が現れるのですが、良かれと思っている姿勢に問題があることが臨床現場では多々見うけられます。

姿勢が気になっている一般の方はもちろんですが、整体・接骨院・リラクゼーション・ヨガなど関係者の方にも姿勢の矯正方向にはくれぐれも注意していただきたいと思い今回あえて記した次第です。




熊谷市 姿勢矯正 「楽にしてると罪に感じてしまう」は病気の永久ループの入り口

2018年01月06日 [記事URL]

不登校を含め症状があって学校に行くのが辛い子供達に対し、姿勢指導をして効果があがっている。教育する側は体への影響を直視してほしい、と切に思う。

教育する側が無自覚なだけでなく、親まで一緒になって子供が不調になってからも「姿勢が悪いからだ」「姿勢が悪いからだ」と言って逆方向の矯正をかける。

子供はもっと苦しい。呼吸も浅くなる。気分も落ち込む。座っているのが辛くなる。だから楽になる姿勢を教えるだけで子供は喜ぶ。親が「背筋を伸ばしなさい」と言わなくなると子供はさらに喜ぶ。

最近でも有名なアスリートの本が売れていて買ってみたが、「背筋を伸ばしましょう」等と書いている部分は残念に思う。

毎日毎日運動ばかりやって超元気な人達が、人前で背筋を伸ばし「スキっとするでしょ?」と言ったところで大して影響ないかもしれないが、当院のように自律神経症状を訴える人が多く集まるところでそのような背筋を伸ばし胸を張る指導をすれば一日中頑張って悪化するのが現実。

不調の人が真似をしてしまったら負のスパイラルに入る場合が多々ある。これを指摘する人がいない。

自律神経症状でいえば、むしろ逆に鉛直上に丸く「脱力」で改善するケースばかり。

腰痛もそうで、背筋を伸ばしたときに背中の筋肉のテンションは上がる。そして抜けない緊張の連鎖で悪循環に陥るケースが後を絶たない。

ヨガ・ピラティスなどの小洒落た宣伝写真を見て勘違いする人も続出中。つまり、健康な人たちの集団的勘違いが世間の同調圧力を加速し負のスパイラルを生んでいる。

良かれと思っても合っていないものは合っていない。人に合った指導をしなさい、という話でもある。

背筋を伸ばし胸を張る方向は、治癒とは逆方向に働く人が圧倒的に多いのが自律神経症状の臨床現場。例えば自律神経症状をひきおこす肩こりなど、背筋伸ばして胸を張るなら「永久ループ」の完成。これが、まさかの現実。

子供だけではなく、大人に丸く脱力することを教えると「え...?こんなに楽な姿勢でいいんですか...?」と多くの人が言うのにびっくりしている。

現代日本では「ゆるく楽な姿勢」であること自体に「罪の意識」があるらしい...。それが姿勢指導をしていて一番興味深く、また「くっそ~、自分がやらなきゃな~」と本気にさせられる部分。

その罪の意識を吹き飛ばし楽になると、気分も身体症状も快方に向かう。ところが、世間一般の姿勢矯正などと称するものは、リラックスする時にも「姿勢が崩れるから背筋を伸ばしてください」などと緊張状態で型に嵌め続ける。

世間の「背筋を伸ばした姿勢でいなさい」という目。同調圧力。日本社会の病理の縮図。日本社会の病理を生み出す先兵として同業者がチラシなどで「背筋をピンと伸ばしてないのは悪」の如く宣伝している実情は、緊張が抜けない子供らを一層苦しめる方向に親を追い込む。

肩こりだのが国民病など笑わせないでほしい。姿勢教育の「洗脳」で生んだ症状に国の医療費を突っ込んで、「医療費がパンクしそうです」とか、世の中間違ってると思うが、矛盾を指摘するのは身体の専門家がやらなければ誰もできない。やらざるを得ない所以。

東洋医学の古典の時代には、教育によって背筋を伸ばし胸を張る人が続出している病因は考慮されていない。「背筋を伸ばしていないと罪のように思ってしまう」...これは現代日本ならではの「未病」といえる。

※「未病」...「治未病」(未病を治す)という考え方が東洋医学にあります。

黄帝内経 素問
四氣調神大論篇第二

是故聖人不治已病、治未病、不治已亂、治未亂、此之謂也。

現代語訳:この故に「道理に明るい人は、病気になってしまってから治療方法を講ずるのではなくして、まだ病にならないうちに予防する」、というのである。国家を治めるのと同じように、騒乱が起こってしまってから、これを治める方法を研究するのではなくして、騒乱の発生する前に、未然にこれを防ぐのである。
 
また、難経七十七難に
上工治未病.中工治已病者.
という言葉があり、優れた医者は病気の予測を行い事前に対処するということが述べられています。

この東洋医学の言葉にかけて今回「楽にしてると罪に感じてしまう」ことが病気を引き起こす前の「未病」に相当すると書いてみた次第です。


自分を見つめなおす鍼灸・整体なら、埼玉県熊谷市の和鍼灸治療院へ。


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熊谷市 肩こり・背中の張り...繰り返すのは何故でしょうか【姿勢矯正の注意点】

2017年10月03日 [記事URL]

肩こりや背中の張りは一般的によくみられる症状です。

多くの方がこの症状に悩み、多くの治療院、整体、マッサージ、リラクゼーション、鍼灸院、接骨院、などに通っています。

当院に来られる患者様にも多くおられます。

突然ですが、問題です。以下の写真の姿勢は「良い姿勢」でしょうか?

4DS 悪い巻き肩 t01800240_0180024013258081465.jpg

解説は後述します。

たまたま当院は自律神経症状を診る機会が多いのですが、多くの方に肩こりや背中の張り、首の痛みなどがあります。

これらの症状は延長線上に不定愁訴や自律神経症状とも縁が深いのです。

もっとも、そこまで多方面に悪影響が広がらずとも、多くの方が肩こりや背中の張りのため重苦しく気分が晴れない現状があります。

いままでの対処法を患者様に聞くと、ほとんどの方が「痛いところ」「凝っているところ」に『しか』治療をしていなかったと言われます。

これはおおむね他の治療院、整体、マッサージ、リラクゼーション、鍼灸院、接骨院、病院...etcに行って施術してもらっても同様のようです。


しかしこの対処法では繰り返すのは当然です。


なぜなら、コリや張りといった症状は、他の部分のテンションがそこに症状として現れたにすぎないからです。

コリやハリをもたらすテンションの原因は、手先の場合もあれば足の骨のバランスの場合もある。内臓の場合もあれば姿勢の場合もある。多くのパターンがあります。

それを『局所のコリやハリのみを悪者』にしてそこをなんとかしようとしても難しいのが現実です。


もちろん、それで一時的に楽になる場合もあるでしょう。しかし繰り返す場合、「原因はその局所自身には無い」と考えたほうがよいでしょう。

何度局所の血行を良くしようと、変わらないテンションがある限り繰り返す、ということです。

見落としているテンションを日常動作のなかから丁寧に探ることが、なかなか変わらない症状を変える手掛かりになるのです。

それは姿勢も含みます。ひとつ言いますと、世間の姿勢の常識は大きく間違っています。

姿勢自体に抜けない緊張が含まれているのが日本の姿勢教育・姿勢矯正の現状です。これをお伝えすると多くの方がびっくりします。


次の問題。「良い姿勢」はどれでしょうか?

4DS  姿勢三パターン 貼り付け用トリミング   32f1f8a5dc4b49d3cb77323fa09267b8.jpg


多くの方が真ん中や、右側の姿勢を選んだのではないでしょうか?

実は、真ん中や右側は「平背」です。胸椎の後弯カーブが失われており、様々な症状が現れます。

猫背を恐れて、逆に背筋を伸ばした平背の人が大量にいるのが現代の日本です(江戸時代までは体の使い方や着物などの関係上このような姿勢になりにくかったと考えられます)。

背骨は本来、以下の図のような「S字カーブ」があります。

4DS 背骨のカーブ t02200342_0225035012398698880.gif

先ほどの3人のうちの右の人のような反っている姿勢の人は肩こりや背中のはりや頭痛が出ることになります。

胸を張ったあげくバランスをとるために相対的に首が前に行きます。そして以下のような上部交差症候群になるわけです。

4DS カイロ引用 上部交差症候群 20161126163628957.jpg

先ほどの3人のなかでは左の方が一番良い姿勢です。しかし日本の方はこれを「猫背」だと思って忌み嫌っていませんか?

解剖学を勉強した人でも生身の人間をみると間違える人がほとんどです。

胸椎のカーブがあるからこそ頸椎のカーブもできることに注目を。

「ストレートネック」と病院の画像診断で言われたからといって、高い枕を買って頸だけなんとかしようとしてもなかなか上手くいかないわけです。

しかし実際には多くの方が間違えており、健康産業の業者にお金を払い続けることになっています。


なお、背中の緊張に関して言えば、姿勢の問題は大きいですが原因は無数にあります。

体重増加や外国人のようなプリッとしたお尻を真似して突き出して骨盤前傾になり背中全体が緊張している場合もあります。

日本人はもともと民族の歴史的に骨盤後傾しているのがデフォルトなので、ここでも無理がくるわけです。

足の緊張が抜けない場合もあります。手の場合もあります。顔の場合もあります。重心の癖の場合もあります。様々な理由がありますが、総じて自分の緊張に気が付かない場合がほとんどと言えます。

内臓の場合もあります。胃袋などの場合、負担を減らすため食を見直す必要がある場合もあります。

精神的に緊張しても背中は勝手に緊張します。体幹がガチガチになります。このような時に体幹トレーニングなどで体幹を固めると火に油を注ぐ結果になります。

いずれにせよ、誤った常識「背筋を伸ばしなさい!」(正常な胸椎のカーブを失うレベルに反らして背中を緊張させる)は悪化要因です。

「背筋を伸ばしてないから背中がはるのです」という言葉を真に受けてしまう人があとをたちません。

さらにひどいのは姿勢矯正と称するものにわざわざお金を払って正常な胸椎の後弯カーブを無くしてしまう場合も(結構多い。それで逆に病気になって治療院に来るわけです)。

胸を張って背筋を伸ばしてピッとしてみて、自分の身体で確かめてください。背中の緊張は増加しているでしょう?

自分の緊張増加のパターンを感じられないから、肩こりも背中のはりも無くならないのです。

大事なのは、ヒントとしては「力の要らないポジションにすること」「脱力」です。

胸を張る姿勢はそれだけで交感神経緊張(自律神経が緊張モードになっている。すなわち「緩む」「リラックス」の反対です)のポーズです。

動物を思い出してください。戦うとき、緊張しているときに胸を張り背筋を伸ばすという行動が多いことに気が付きます。

4DS 交感神経 ゴリラ.jpg

こちらの猫もリラックスモードとは違いますね(笑)

4DS 副交感神経ではない 猫.jpg

企業戦士も至る所で胸を張り背筋を伸ばすことが奨励される日本。

パリッと緊張した姿勢を示すことで周囲に「やる気がある」ことを示し続けなければいけない場合は注意が必要です。

仕事をしていないときも解除しなければ緊張しっぱなしで病気の元になります。

4DS 交感神経 企業戦士.jpg

姿勢と緊張モード/リラックスモードには深い関係があるわけです。

繰り返しますが前述したように、肩こりや背中の張りにおいてはそれぞれ人の緊張のパターンは無数にあることはおさえてください。

ただ緊張の強い姿勢はいずれにせよ悪化要因になるため、症状を繰り返しているなら見直しが必要な部分といえます。


(当院に来られた方には個人個人に合わせた具体的なアドバイスをしています。)

一番最初の問題に関しては、もう「良くない姿勢」だとわかっていただけたのではないでしょうか。

よいS字カーブが失われた「平背」です。胸をはり、背中の緊張が抜けない姿勢です。

後頭部が伸ばされ首肩周辺の血流も悪化します。

こうなると様々な症状が将来的に起こることが予測できます。


世の中の姿勢の常識に影響されてしまって身体を壊している人があとを絶ちません。

肩こりや背中の張りが、姿勢に関する固定概念に原因がある場合も多いのです。

姿勢や力の抜き方などを見直すことで改善スピードが変わってきます。


今日も初診の方の背中の張りや首肩の痛みを、局所を触らずとも楽にすることができました。全体のバランスの問題だからです。

緊張が抜けないので、姿勢のアドバイスもさせていただきました。

動物や、子供のような緊張が抜けた姿勢を思い出していただきたいです。


4DS 副交感神経 サル.jpg


多くの方がご自身の辛さをきっかけとして日常生活を見直す気づきになれば...と願って施術をしています。


ご参考となれば幸いです。

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熊谷市 鍼灸「和鍼灸治療院」
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